入社の動機を教えてください。
辻:私は専門学校卒業後、電気関係の会社で働いていたときに、ファーストコーポレーションで働く友人から「すごくいい会社だから、一緒に働こう」と誘われたのがきっかけで、転職しました。創業間もない新しい会社でフレッシュなイメージがあったこと、そして会社として成長の可能性が大きいことも、入社の決め手でした。
富山:私は大学で建築を専攻していたので、就職は建設業界一本に絞っていました。ファーストコーポレーションとの出会いは、就活中に参加したセミナー。担当していた社員の方がとても温かい雰囲気の方で、「こんな方がいる会社なら、安心して働けるにちがいない」と思い、入社を決めました。
辻:富山さんは積算部では最初の女性社員ですが、何の違和感もなく職場にすぐに溶け込んでくれました。
富山:建設業界は女性がまだ少ないので、入社前は正直言って少し不安だったのですが、まったくの杞憂でした。女性であることを特に意識せず、自分らしく働くことができています。


現在、どんな仕事を担当していますか?

辻:入社後すぐに積算部に配属になり、現在も積算部で課長職に就いています。積算とは、簡単にいうと工事の見積もりを作る仕事です。弊社で手掛ける工事の見積もりは少なくとも数億円、多い場合は数十億に上る、非常に高額なもの。まずは大まかな見積もりをお出しして、他部署の担当者とも協議を重ねながら、最終的な見積額を決定します。お客様のご希望額に少しでも近づけるために、非常に綿密な計算が求められる大変な仕事ではありますが、その分、採用していただいたときの達成感は非常に大きいですね。
富山:私は、そんな先輩方の背中を見ながら、積算の基本を学ばせていただいているところです。現在担当しているのは、図面を見て、その物件で使われるドアや窓枠など建具関連の計算をする仕事。図面を見るのは大好きなので苦になりませんが、まだまだ分からないことが多く、1日に何回も先輩方に質問をしてしまいます。
辻:最初はみんなそうですよ。むしろ、富山さんのようにどんどん質問してもらったほうが、指導しやすいので助かっています。私からみると富山さんはとても細かいところに気が付くタイプで、積算の仕事にはとても向いていると思います。
職場はどんな雰囲気ですか?

富山:とても穏やかな雰囲気です。よく「建築業界は上下関係が厳しくてキツイ」という話を耳にしますが、弊社に限ってはまったくそんなことはありません。先ほども申し上げた通り、わからないことは何でも先輩が教えてくれますし、困っているとさりげなく手を差し伸べてくれます。
辻:そうですね。積算部には全部で6人が在籍しているのですが、仲がよく、1つのチームとして協力しながら仕事を進めています。部長が若手の意見を汲んでくれる方なので、疑問や意見も言いやすい、フラットな職場環境だと思います。
また、積算の仕事は扱う金額も大きいですし、社外でお客様と直接お目にかかって打合せをさせていただく機会も多いので、良い意味での緊張感をもって働ける職場でもありますね。
富山:弊社は建設会社なので、話が合うのも嬉しいところです。弊社はいつも多数の物件を手掛けているので、積算部でもいろいろな図面を見ることができ、私のような図面好きには、たまらない職場環境!日々、いろいろな図面を見ながら、楽しんでいます(笑)。
現在の課題や目標を教えてください
辻:一番の課題は、表現力を鍛えることです。最近、お客様のところに1人で出向いてご説明をする機会が増えているのですが、よりお客様にわかりやすい表現ができるように、もっと工夫をしなくてはいけないと感じています。言葉の使い方、資料の作り方などを含めて、もっと表現力を鍛えていきたいですね。
2つめの課題はマンション以外の物件の積算のノウハウを磨くこと。これまで弊社はほぼマンションに特化して事業展開をしてきましたが、最近、老人ホームや商業施設、戸建などマンション以外の物件も手掛けるようになってきました。まだマンション以外の物件の積算は不慣れなので、経験を積んでどんな物件にも対応できるオールマイティな積算のプロを目指したいと思います。
富山:私はとにかく1日も早く、一人前の仕事ができるようになることが課題です。そして少し余裕が出てきたら、働きながら一級建築士資格を取得された辻課長のように、仕事に必要な資格を取得したいです。

辻:ファーストコーポレーションには、社員の資格取得にかかる資格スクールの学費の半額を会社が補助してくれる制度があるので、上手に活用するといいですよ。コツは仕事として資格の勉強をするのではなく、仕事とは切り離して、趣味の一環として取り組むこと。最初は時間の配分が大変かもしれないけど、慣れてくると頭の切り替えが上手にできるようになるので、帰宅後や休日に取り組めば、必ず成果を上げられますよ。
富山:今年の春は積算部にも新入社員が入ってきます。私が皆さんにしていただいたように、私も後輩をしっかりフォローしてあげられるよう頑張りたいと思います。
辻:会社の規模が大きくなるにしたがって、若手が増え、ますます会社に勢いがついてきたように感じます。まだまだ成長中の会社だけに、やる気さえ出せば、いろんなチャンスが巡ってきて、短期間でできる仕事の幅も広がります。会社の成長に置いていかれないように、もっといろんなことに挑戦して自分自身も成長させていきたいですね。